PUSHプロジェクト
PUSHプロジェクト
とは
イザ!という時のために、楽しく学べる救急訓練。
PUSHプロジェクトは、心肺蘇生法(胸骨圧迫)のスキルとAED(自動体外式除細動器)の使用を広めることを目的とした教育プログラムです。このプロジェクトを通じて、より多くの人が心肺蘇生法とAEDの技術を習得し、緊急時に自信を持って対応できるような社会を築くことが、当院の目指すべき目標です。
学校や企業、地域コミュニティセンター、公共施設など、さまざまな場所で講習を行うことで、地域全体での安全意識を高め、誰もが人の命を救う力を持ったヒーローになれると信じて活動しています。
PUSHプロジェクト
の必要性
皆様が予想されているよりも、身近に起こりうる心肺停止。
ご自身の周囲の方へ、何かあった時のために訓練をすることで命を救える確率を格段に上げるPUSHプロジェクトです。
心停止の深刻さと対応の重要性
心停止は突然発生し、迅速な対応が生死を分ける重大な緊急事態です。
日本では年間7万人が心停止を経験し、その多くが家庭や公共の場で発生します。心停止後、電気ショックが1分遅れると救命率が10%下がってしまいます。迅速に心肺蘇生とAEDを使用する事で救命率が4倍にも増えます。
PUSHプロジェクトは、この「ゴールデンタイム」に迅速かつ正確な心肺蘇生法(胸骨圧迫)の知識とスキル、AED(自動体外式除細動器)の使用を広く普及させることを目的としています。
応急手当の習得とその効果
現場に居合わせた市民が迅速に心肺蘇生を開始し、AEDを使用することで、救急隊が到着するまでの間に心停止の状態を改善する可能性が高まります。しかし、実際には心肺蘇生やAEDの使い方を知っている人はまだ少数派です。
PUSHプロジェクトでは、これを改善するために以下の取り組みを行っています。
胸骨圧迫の基礎知識の普及
心停止の際に何をすべきか、どのように胸骨圧迫を行うかを、「あっぱくん(以下の画像)」を一人一つずつお渡しします。
具体的な救助方法を体験し、知っていただきます。
AEDの使用方法の訓練
駅やデパート、商業施設など設置されているAEDをご覧になったことはあるかもしれませんが、使ったことがある方は少ないのではないでしょうか。AEDの基本的な使い方から操作方法までを詳しく指導してまいります。
実践的なシミュレーション
緊急時の状況を想定した実践的な訓練を行います。
参加された皆様が、自信を持って行動できるようにPUSHします。
当院における
PUSH講習
学校
学校での心停止の事例は増えており、小学校、中学校での講習を通じて、生徒達に心肺蘇生とAEDの重要性を教え、実際の技術を学びます。これにより学校内での緊急事態に迅速に対応できる生徒が増えます。また学校でのPUSH講習は、将来的により多くの命を救うことが期待できます。
企業
企業や職場での講習を行い、従業員が緊急時に対応できるスキルを身に付けます。職場での安全意識が高まり、緊急事態への対応力が向上します。企業全体の安全性が向上し、安心して働ける環境が作られます。
商業施設
ふじみの救急病院では、地域住民が気軽に参加できる講習会をイオンタウンふじみ野のイベントスペースcotokotoで月に一回開催しています。
幅広い年齢層での参加が期待できるため、地域全体での安全意識が高まり、心肺蘇生とAEDの使用が進みます。
PUSHプロジェクト
への想い
心停止は誰にでも突然起こり得るものです。
皆様の隣にいる方が、突然の心肺停止になる可能性もあり、救護活動をしなければならない・・・といった際に、このプロジェクトに参加し、心肺蘇生とAEDの技術を習得することで、自分自身や周囲の人々の命を守るための重要な一歩になります。
ぜひ、多くの方々にこのプロジェクトを知っていただき、参加していただきたいと願っています。
医療法人社団晃悠会
むさしの病院・ふじみの救急病院
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